BBIQ光は、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県の九州7県で使える、地域電力系の光回線です。
九州エリアにお住まいの方であれば、阿部寛さんや川口春奈さんのテレビCMや広告を目にする機会も多いのではないでしょうか?
ただ、中には『BBIQは知っていても料金プランは知らない』や『インターネットの料金ってどうせ複雑なんでしょ?』と思っている方も少なくないはずです。
そこで今回は、BBIQ光のホームタイプ・マンションタイプの料金プランについて分かりやすく解説していきますので、BBIQ光の申し込みを検討している人は是非参考にしてください。
BBIQ光の月額料金はホームタイプ・マンションで違う
BBIQ光はホームタイプ・マンションタイプで月額料金が異なります。とは言っても、ほとんどの光回線が住居タイプによって月額料金が違うので特に珍しいことではありません。
居住タイプに加えて、「ギガコース」「100メガコース」とコースでも分かれています。ギガコースは最大1ギガ(=1,000メガ)の通信速度のサービスで、単純に100メガコースの10倍の速度でインターネット利用ができます。
また、マンションタイプの場合、プランによってはマンション内で契約している戸数によって月額料金が安くなったりするので、場合によっては通常料金よりもお得に利用できたりします。
では、ホームタイプとマンションタイプの月額料金をコースごとに見ていきましょう。
ホーム(戸建て)タイプの月額料金は3,700円~と安い!
ホームタイプは3年契約をすることで「つづけて割」という割引が適用され、通常料金よりもお得に利用できます。
ギガコース
ギガコースに限り、開通月の翌月から11ヶ月間、月額料金が1,000円割引される「ギガスタート割」という割引サービスが適用されます。先ほどのつづけて割と併用が可能です。さらに、「九電グループまとめてあんしん割」という九州電力+QTモバイルとのセット割引も組めるので、最大で3つの割引サービスが併用できます。
月額料金 | |
通常時 | 4,800円 (5,800円) |
九電グループまとめてあんしん割 適用時 (-300円) | 4,500円 (5,500円) |
つづけて割 適用時 (-800円) | 4,000円 (5,000円) |
つづけて割+九電グループまとめてあんしん割 適用時 (-800円&-300円) | 3,700円 (4,700円) |
※ギガスタート割適用時。※()内は13ヶ月目以降の料金。
2~12ヶ月目と13ヶ月目で料金が違うのは、ギガスタート割による割引の有無です。
BBIQ光の場合、開通月(利用初月)の月額料金は無料で2ヶ月目から月額料金が発生します。そして、2~12ヶ月目までの11ヶ月間はギガスタート割によって1,000円割引され、13ヶ月目からはギガスタート割がなくなるからです。
2年目に突入しすると通常料金に戻ってしまいますが、初年度は11,000円(1,000円×11ヶ月)割引されているので損をしているわけではありません(^^ゞ
なお、つづけて割と九電グループまとめてあんしん割を適用するには申し込みが必要です。自動適用にはなりませんのでご注意ください。
100メガコース
一方の100メガコースは、ギガスタート割こそ適用できませんがつづけて割と九電グループまとめてあんしん割は適用できるため、通常料金よりも安く使えます。
ですが、100メガコースの通信速度はギガコースの1/10の最大100メガなので、正直『速い!』とは言えません。
月額料金 | |
通常時 | 5,500円 |
九電グループまとめてあんしん割 適用時 (-300円) | 5,200円 |
つづけて割 適用時 (-800円) | 4,700円 |
つづけて割+九電グループまとめてあんしん割 適用時 (-800円&-300円) | 4,400円 |
100メガコースではギガスタート割が適用されないので、12ヶ月目までと13ヶ月目以降の月額料金は一緒です。
先ほどのギガコースは1年目にギガスタート割が適用され、且つ最大速度も10倍の1ギガ(1,000メガ)での通信が利用可能です。2年目はギガスタート割による割引がなくなりますが100メガコースとは300円しか変わらないので、それなら100メガコースよりもギガコースの方がおすすめです(^^ゞ
中嶋
マンションタイプの月額料金は2,800円~とかなり安い!
マンションタイプには、「通常タイプ(光回線方式)」・「棟内LAN方式」・「ダイレクトタイプ」と3種類のタイプがあります。ただし、マンションの設備環境によって契約可能なタイプが決まってしまうため自分で『この方式が良い』と選ぶことはできません。
また、マンションタイプではホームタイプで適用されていた「つづけて割」が使えません。ですが、九電グループまとめてあんしん割は適用できるので九州電力+QTモバイルを利用している人は通常よりも安いプランで利用可能です。
ギガコース「通常タイプ」(屋内配線がないマンションやビル向け)
ギガコースから説明していきますが、始めに紹介する「通常タイプ(光回線方式)」は加入戸数によって月額料金が最大4段階で変動する仕組みのプランです。
1戸 | 2~7戸 | 8~15戸 | 16戸以上 | |
通常時 | 4,800円 (5,800円) | 4,100円 (5,100円) | 3,600円 (4,600円) | 3,100円 (4,100円) |
九電グループまとめてあんしん割 適用時 (-100円) | 4,700円 (5,700円) | 4,000円 (5,000円) | 3,500円 (4,500円) | 3,000円 (4,000円) |
※ギガスタート割適用時。※()内は13ヶ月目以降の料金。
マンションタイプの「通常タイプ」には、加入戸数が増えるにつれて月額料金が安くなっていくという特徴があり、加入戸数が16戸以上の場合には割引サービスを適用させると3,000円(12ヶ月目まで)という安さで利用できます。
ギガコース「棟内LAN方式」(屋内配線があるマンションやビル向け)
「棟内LAN方式」も加入戸数によって月額料金が変動しますが、こちらは2段階です。
ただし、この「棟内LAN方式」だけは「九電グループまとめてあんしん割」が適用外なので注意が必要です。マンションタイプの他2つ「通常タイプ」「ダイレクトタイプ」は九電グループまとめてあんしん割が適用されますが、残念なことに棟内LAN方式だけでは適用不可になります。
1~7戸 | 8戸以上 | |
月額料金 | 3,800円 (4,800円) | 2,800円 (3,800円) |
※ギガスタート割適用時。※()内は13ヶ月目以降の料金。
棟内LAN方式は1~7戸また8戸以上の2パターンです。加入戸数が8戸以上の場合には割引サービスを適用させると2,800円(12ヶ月目まで)とかなり安い料金で利用できます。
ギガコース「ダイレクトタイプ」(3階以下のアパート・コーポハウス向け)
マンションタイプ3つ目の「ダイレクトタイプ」は、これまでの2つのような変動型ではなく、「ホームタイプのつづけて割が利かない料金プラン」みたいな感じです。
こちらのダイレクトタイプは比較的小規模の集合住宅向けとなっているため、他2つのタイプのように契約戸数(多さ)が見込めないため変動型ではありません。そのため、ホームタイプと同じ月額料金になってしまうのです。
月額料金 | |
通常時 | 4,800円 (5,800円) |
九電グループまとめてあんしん割 適用時 (-100円) | 4,700円 (5,700円) |
※ギガスタート割適用時。※()内は13ヶ月目以降の料金。
ホームタイプと同じ月額料金ならつづけて割が適用されると思いきや、残念なことに適用されません。
九電グループまとめてあんしん割は適用されますが言っても割引額は100円なので、ギガスタート割の適用が外れた2年目以降は正直高いと言わざるを得ません。
100メガコース「通常タイプ」(屋内配線がないマンションやビル向け)
ここからは100メガコースの説明になりますが、100メガコースではギガコースのギガスタート割が適用できません(当然と言えば当然ですが…)。ですが、100メガコースでも、ギガコース同様に加入戸数に応じた変動型の料金体系となっています(「ダイレクトタイプ」を除く)。
1戸 | 2~7戸 | 8~15戸 | 16戸以上 | |
通常時 | 5,500円 | 4,800円 | 4,300円 | 3,800円 |
九電グループまとめてあんしん割 適用時 (-100円) | 5,400円 | 4,700円 | 4,200円 | 3,700円 |
マンションタイプの「通常タイプ」は、ギガコースとの時と同じく4段階で変動するプランです。
ですが、100メガコースの通信速度はギガコースの1/10なので、正直『速い!』とは言えません。
先ほど紹介したギガコースは1年目にギガスタート割が適用されるため、結構安い料金で10倍の1ギガ(1,000メガ)の通信が利用可能です。2年目から「ギガスタート割」が外れてしまいますが、それでも100メガコースとは300円しか変わらないので、それならギガコースの方が良いと個人的には思います。
100メガコース「棟内LAN方式」(屋内配線があるマンションやビル向け)
「棟内LAN方式」もギガコースと同じく加入者数に応じて月額料金が変動します。
1~7戸 | 8戸以上 | |
月額料金 | 4,500円 | 3,500円 |
ギガコースのところでもお伝えしましたが、棟内LAN方式だけは「九電グループまとめてあんしん割」が適用外なので、100メガコースの棟内LAN方式だけは月額料金の割引が何も適用されません…。
8戸以上の場合は3,500円と月額料金だけ見ると安そうですが、“あくまでも100メガ”ですので料金の安さだけに惑わされないようにしましょう。
100メガコース「ダイレクトタイプ」(3階以下のアパート・コーポハウス向け)
最後にご紹介するのは「ダイレクトタイプ」です。こちらはホームタイプと同じ料金体系なので変動制ではありません。もちろん、つづけて割も利きません。
月額料金 | |
通常時 | 5,500円 |
九電グループまとめてあんしん割 適用時 (-100円) | 5,400円 |
九電グループまとめてあんしん割による100円割引はされるものの、言ってもホームタイプの月額料金と同額なので正直高いと言わざるを得ません。
中嶋
【番外編】100メガには2段階プランもある
※BBIQ公式サイトより引用
実は、BBIQ光には、ホームタイプ・マンションタイプともに100メガコース限定で「STEPプラン」という料金プランもあります。このSTEPプランは2段階制の定額プランで、月内の利用量(通信量)によって月額料金が変動するプランです。
使わなかった月は3,800円、どんなに使った月でも6,500円の2段階になります。通信量が300MBまでは基本料金の3,800円で利用可能です。300~1,300MBまでの通信量は10MBごとに27円ずつ課金されていき、1,300MBを超えると上限の6,500円となりそれ以上は加算されていきません。
100メガコースのみで申し込めるため、対象となるのは以下の4つのコースになります。
- ホームタイプ100メガコース
- マンションタイプ「通常タイプ」100メガコース
- マンションタイプ「棟内LAN方式」100メガコース
- マンションタイプ「ダイレクトタイプ」100メガコース
ホームタイプ・マンションタイプともに九電グループまとめてあんしん割が適用できますし、ホームタイプはつづけて割も適用可能です。ただし、通信量が多い月は6,500円と今回ご紹介した料金プランの中でも最高額になってしまうので、僕的には段階制ではなく定額制のプランのご利用ををおすすめします。
3つの割引を併用すると月額料金が最大2,100円割引される!
なお、ここまでご紹介した「ギガスタート割」「つづけて割」「九電グループまとめてあんしん割」は全て併用が可能です。それらの割引を適用した時に月額料金はいくら安くなるのか見てみましょう。
ホームタイプ | マンションタイプ | |
月額料金 (通常時) | 5,800円 | 3,800~5,800円 |
ギガスタート割 (2~12ヶ月目) | -1,000円 | -1,000円 |
つづけて割 (毎月) | -800円 | ー |
九電グループまとめてあんしん割 (毎月) | -300円 | -100円 |
合計 (2~12ヶ月目) | 3,700円 | 2,800~4,700円 |
※マンションタイプは配線タイプによってプランが異なります。
このように、ホームタイプであれば3,700円、マンションタイプであれば2,800円~と、2~12ヶ月目はかなり安い月額料金で利用できます。2年目以降はギガスタート割は終了してしまいますが、つづけて割(ホームタイプのみ)と九電グループまとめてあんしん割の割引は継続します。
ホームタイプはつづけて割が適用できるのが最大の利点です。確かに解約金は高いですが、毎月800円も割引してもらえるのは魅力です。3年契約ですから、800円×36ヶ月=28,800円の割引はお得以外何ものでもありません。
マンションタイプは、ギガコース・100メガコースに加えて、「通常タイプ(光回線方式)」「棟内LAN方式」「ダイレクトタイプ」と設備環境によって契約可能なプランが異なります。また、「ダイレクトタイプ」以外の2つはマンション内での加入者数によって月額料金が変動する仕組みになっています。
つづけて割・ギガスタート割・九電グループまとめてあんしん割などの月額割引については、以下の記事で詳しく紹介しています。
BBIQで行われている月額料金割引など、キャンペーンを総まとめ!
中嶋
お申し込みサイトはこちら
BBIQの初期費用や解約金は高い?
月額料金の説明が一通り終わりましたので、ここからは初期費用や解約金について説明していきます。
初期費用はホームタイプ・マンションタイプともに2,800円と安い!
ホームタイプ | マンションタイプ | |
初期工事費 | 2,000円 ※土日祝日は5,000円 | |
契約事務手数料 | 800円 |
光回線を申し込もうとする時に初期費用(特に工事費)を気にする方も多いと思いますが、BBIQ光は、初期工事費が2,000円、事務手数料が800円と他の光回線と比べても安いです。
工事費用は光回線によって異なりますが、ホームタイプの場合は18,000~24,000円、マンションタイプの場合は15,000~24,000円あたりが相場です。ですが、auひかりやNURO光のように30,000円や40,000円と中にはかなり高額な工事費の光回線業者もあります。
とは言え、現在は多くの回線事業者で工事費無料キャンペーンが行われているため、実質無料になることが多いです。したがって、BBIQ光と他社の工事費を比較すると『BBIQ光の工事費の方が高いじゃん!』となってしまいます。しかし…
他社の「工事費無料キャンペーン」には残債請求のペナルティがあるので注意!
auひかりやNURO光、さらにはビッグローブ光などを始めとした光回線の多くは、高額な工事費を分割で支払うケースが多く、工事費の同額分をキャンペーンで割引(相殺)することで実質無料にするといった方法をとっています。
ですが、その割引期間中に解約をした場合には工事費の残債分が一括請求されてしまうのです。
工事費の分割期間やキャンペーンによる割引期間は3年~5年と長期間で設定されていて、その期間内に解約した場合には、通常の解約金とは別に工事費の残債分が一括請求されてしまいます。
BBIQの場合は初期工事費は2,000円かかってしまうものの、解約時に工事費の残債を請求される心配がないので安心です。
ただし、過去6ヶ月以内にBBIQを使っていた場合(同一世帯別名義も含む)、ホームタイプ・マンションタイプ(「棟内LAN方式」以外)は24,600円、マンションタイプ「棟内LAN方式」は11,000円の標準工事費がかかりますので注意しましょう。
こちらの記事では他社との工事費比較もしています。
BBIQ光の工事費は他の光回線より高い?安い?注意点と一緒に紹介!
解約金は利用期間が短いと高い
次に、解約金について見ていきましょう。
解約金はつづけて割(3年契約)に加入しているか否かで金額が異なります。また、解約金以外にも撤去工事費の支払いが必要になります(マンションタイプの棟内LAN方式は撤去費用がかかりません)。
ホームタイプで「つづけて割」に加入している人
ホームタイプでつづけて割に加入している場合、つづけて割が適用されている期間によって解約金が異なります。
つづけて割 適用期間 | 解約金 |
12ヶ月未満 | 25,000円 |
12ヶ月以上24ヶ月未満 | 20,000円 |
24ヶ月以上36ヶ月未満 | 15,000円 |
1回目の更新月の翌々月以降 | 12,500円 |
2回目の更新月の翌々月以降 | 10,000円 |
+
撤去工事費 | 5,000円 |
解約金に加えて撤去工事費もかかるため、もし1年未満で解約してしまうと30,000円の費用を支払うことになります…。
更新月なら解約金はかからない
つづけて割に加入している場合は3年ごとに2ヶ月間(36・37ヶ月目、72・73ヶ月…)の更新月が設けられていて、更新月に解約をする場合は解約金がかかりません。
逆を言えば、この2ヶ月の更新月に解約をしないと自動更新され、新たに3年間の契約を結ぶことになります。そのため、次の更新月(3年後)まで無料で解約できる月はやってきませんので注意しましょう。
「つづけて割」に加入していない人(マンションタイプの人も含む)
ホームタイプでもつづけて割に加入していない場合、またはマンションタイプは以下の費用がかかります。
BBIQの利用期間 | 解約金 |
12ヶ月未満 | 24,600円 |
12ヶ月以上18ヶ月未満 | 20,000円 |
18ヶ月以上24ヶ月未満 | 10,000円 |
24ヶ月以上 | 0円 |
+
撤去工事費 | 5,000円 |
BBIQ光の最低利用期間は2年と定められているので、つづけて割に加入していない場合でも結構な額の解約金がかかります。マンションタイプの棟内LAN方式で利用している場合は撤去工事費がかかりません。
こちらはつづけて割のように自動更新タイプではなく「あくまで最低2年間は使ってください」というタイプなので、2年目以降であればいつ解約しても解約金はかかりません。
中嶋
まとめ
今回はBBIQ光の料金プランや解約金について見てきましたがいかがでしたか?
BBIQ光の月額料金はホームタイプ・マンションタイプともに「ギガコース」「100メガコース」があり、マンションタイプは回線の引き方によって3つのパターンに分かれていました。
ホームタイプでは「つづけて割」に加入することで通常よりも月額料金が安くなり、さらにギガコースでは「ギガスタート割」によって割引されます。
一方のマンションタイプはつづけて割こそ適用されませんが、「通常タイプ」「棟内LAN方式」では加入者が多ければ多いほど月額料金が安くなっていく変動制の料金プランもありましたね。ただし、加入者数が減ってしまった場合は料金が上がってしまうのでその点は覚えておかなくてはいけません。
また、解約金についてですが、つづけて割に加入しているか否かで解約金や更新月などの有無といった違いがあり、さらに、解約時には撤去工事費もかかることが分かりました(マンションタイプの棟内LAN方式を除く)。
BBIQ光は、速度で分かれていたり、マンションの設備によって分かれていたりと、一見すると複雑そうですが、マンションタイプの「通常タイプ」「棟内LAN方式」「ダイレクトタイプ」は自分では選べないので、実質「1ギガ・100メガどちらで使いたいか?」を選ぶだけととてもシンプルなのです。
この記事がBBIQを利用しようと思っている人の参考になったら嬉しいです。